前回の記事で触れたインナーチャイルド。
今回は、もう少し掘り下げて、インナーチャイルドの見つけ方や癒す方法について
書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら
インナーチャイルドとは?
インナーチャイルドとは、簡単にいうと幼少期の心の傷です。
幼少期のつらかったことや嫌だった体験などにより傷ついた小さい自分が、
今もあなたの中に残っているのです。
そのときに感じた不安や恐怖心などの感情が、今も消化されないまま
自分の中に残っているので、未消化の感情ともいわれます。
感情は感じ切ってしまえば消えていくのですが、
「感じてはダメ!」と自分で抑え込んでしまったり
原因となった体験がつらすぎて感情に蓋をしてしまったりすると
未消化のまま残ってしまうことがあるのです。
インナーチャイルドが癒されずにそのままの状態で残っていると、
「今もまだ傷ついている」ということに気づいてほしくて
原因となった体験と同じようなことを繰り返し体験してしまうことがあります。
自分の人生を振り返ってみて、なぜか同じようなパターンを繰り返すなぁ・・・
と思うときには、その根っこに忘れていた幼少期の体験があることが多いのです。
インナーチャイルドの見つけ方と癒す方法
インナーチャイルドの見つけ方はひとつではありませんが、
ここでは自分でも比較的やりやすい方法を紹介したいと思います。
①なぜか繰り返し同じような嫌なパターンになっていることはないかを考える。
例えば、
・いつもダメ男に引っかかってしまう
・なぜかいつも都合のいい人扱いをされる
・よく仲間外れにされる など
②その繰り返し起こるパターンの、一番最初の体験を思い出す。
例えば①の体験が「仲間外れにされる」だった場合、
一番最初に仲間外れにされたときのことを思い出してみてください。
少しつらい作業になるかもしれませんが、できるだけ出てきた感情を
感じるようにしてください。
③一番最初の体験をして傷ついているそのときの自分を、目の前にイメージして
言ってあげたい言葉をかける。
例;つらかったよね。よくがんばったね。もう大丈夫だよ。など
④イメージの小さい自分の表情が明るく変化したら、「話してくれてありがとう」
と伝えて、ぎゅっと抱きしめてあげる。
一度やってみると、少し心が軽くなるような感覚があると思います。
ただ、傷が深い場合は一度では癒しきれない場合もあるので
そのときは何度もインナーチャイルドの話を聞いてあげましょう。
小さいときの自分がしてほしかった対応を、今の自分がしてあげるイメージです。
インナーチャイルドを癒すと生きるのがラクになる
やっているときにそのときの場面や感情がフラッシュバックして
つらすぎる場合には、無理にやろうとせずに中断して、深呼吸などをして
落ち着けるようにしてください。
無理矢理やろうとすると逆効果になり、傷を深くしてしまうこともあります。
ひとりで行うのが難しいと感じたときには、
他の人に誘導してもらうなどして手伝ってもらうとやりやすいですよ。
インナーチャイルドセラピーやヒーリングなどもいろいろな方法があるので
「なんとなくこの人がいいな」と感じる方にお願いするといいでしょう。
傷ついた自分を癒し、解放するほど、ラクに生きられるようになります。
思い込みやインナーチャイルドなど、今の自分に不必要になったものは手放して
自分らしく生き生きと生きていきませんか?
私も個別セッションでお話をお聞きして、
必要があればインナーチャイルドの癒しをご提供しています。
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